ばいばい綿子ちゃん

山中湖ボラより悲しいお知らせです。

今年の2月にホームセンターの屋根裏からレスキューした綿子ちゃんがFIPのため亡くなりました。

サビ独特のシャイでかわいい子でした

まだちょうど1歳くらいですが保護してからもなんとなく体型が弱々しくて気になり、検査したらやはりFIPでした。
FIPは百万単位のお金をかければ治る可能性のある病気ですが、多数の保護猫を抱える私たちにはとても無理な治療です。
これまでも何匹もFIPで亡くなりました。とても多い病気だと思います。

はっきりとした原因は解明されていませんがストレスは一つの要因のようです。
多頭で生活している猫は、やはり少数でゆったりと暮らす飼い猫よりリスクが高いのかもしれません。

元々臆病な性格の綿子ちゃんは仲良しの猫もいましたが、気の合わない猫もいる環境ではやはりストレスは多かったと思います。
残念ながら里親さんを見つけてあげられず保護猫のまま短い一生を終えてしまいました。

仲良しの官兵衛お兄ちゃんにくっついて寝ていました

このような悲しいお知らせをあえてするのは野良猫たちの現実を知ってほしいからです。
外で暮らしても迷惑と言われ、公的な保護施設もなく、どこにも行き場がなくてボランティアの元に来るのです。
私たちはできる限りのことはしようと頑張りますが、個人でできる範囲では多数の猫に十分な環境を与えてあげることは難しいです。
もし外にいる猫を助けたいと思ったら、ただボランティアに託すのてはなく、ご自身とその周囲の人たちでなんとか解決法を見つけてほしいと思います。
どんなに多数でも私たちは1匹1匹に深い愛情を持っています。
ですからお別れはいつも本当に辛いです。

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