保護した猫たちに医療を施し、飼い猫として暮らせる状態になるまで大切にお世話して、終生の家族として迎え入れてくれる方へ譲渡しています。
猫たちが里親様のお宅で幸せに暮らしていけるように、以下の条件とお約束を設けさせていただいています。

譲渡の条件

①ご家族全員が猫を飼うことに同意していること

譲渡にあたっては、必ずご家族全員でお見合いに来ていただくか、ボランティアスタッフが根譲渡を希望されるご家族のご自宅までご希望の猫ちゃんを連れて行くかたちでのお見合いとさせていただいております。

②完全室内飼育をお約束していただけること

「うっかり開けたドアから足元をすりぬけて逃げてしまい交通事故にあった」「洗濯物を干しにベランダに出たときについてきて落下した」など、悲しい事故が実際にありますし、見てきました。
そのようなことにならないよう、完全室内飼育のための脱走防止対策をお願いしています。

③ペット可の住宅にお住まいであること

賃貸物件または持ち家であっても、集合住宅にお住いの場合は、「ペット可」な物件であることを確認させていただいています。

④ワクチン接種・不妊去勢手術をお約束していただけること

ワクチンは感染症の予防のために、不妊去勢手術は繁殖防止、発情期のストレスをなくすために必ず行ってください。
子猫は早ければ生後6か月で出産することが可能になり、一度に5~6匹、一年に2~3回出産する猫もいます。メス猫に不妊手術をしないと、最悪で一年で50匹に増えるケースもあり、多頭飼育崩壊につながりかねません。

⑤譲渡が決まった際には次の猫を保護するための支援金にご協力いただけること

譲渡が決まった際は、次の猫を保護するための支援として、保護猫の飼育管理費(餌、猫砂、消毒液など)3,000円をご寄付いただきます。
その他、譲渡する猫にかかった医療費の一部をご負担いただきます。
医療費の額は「医療費一覧」のページでご確認ください。

⑥トライアル期間及び譲渡後半年間はご報告をいただけること

お見合い後のトライアル期間、譲渡後の半年間は、月に一度、猫の近況を画像付きでご報告いただきます。その後も年に1回はご報告をお願いしています。

⑦身分証明書のご提示をいただけること

譲渡の際は、ご自宅にお届けしてのお引き渡しです。その際に、身分証明書(運転免許証、保険証等)のご提示をお願いしています。
猫たちを安全に譲渡するための確認ですので、ご理解とご協力をお願いいたします。

お一人暮らしまたは60歳以上世帯の方へのお願い

お一人暮らしや60歳以上の身の世帯の方は、万が一のアクシデントが発生し猫の継続飼育が困難になってしまった場合の「猫の引受人」をつけていただくか、保護したボランティアと確実に連絡を取れる方(自活されている方)をご紹介ください。

ご注意

  • 60歳以上の方のみの世帯には、原則として5歳以下の猫の譲渡はしていません。
  • 投薬、通院を伴う精神疾患のあるご家族がいる世帯には、子猫の譲渡はできません。