2021年6月後半のTNRのご報告

6月後半のTNRのご報告です。
富士河口湖町
21日雌2匹、30日雌7匹雄1匹
都留市
23日雄1匹、25日雌2匹

「山梨ねこボランティアネットワーク」は、公益財団法人どうぶつ基金の「さくらねこ無料不妊手術事業」に参加している「都留市」及び「富士河口湖町」と協働してTNRを行いました。
どうぶつ基金が発行する「さくらねこTNR無料不妊手術チケット」によって行った不妊手術費用については、全額どうぶつ基金が負担しました。
http://www.doubutukikin.or.jp/activity/campaign/story/
「さくらねこ無料不妊手術チケット」は全国の善意の方々からのご寄付により発行されています。
無事にさくらねこ誕生に至りましたのも、ご支援頂いた方々、どうぶつ基金、ふー動物病院、該当市町村の皆様のお陰です。厚くお礼申し上げます。

今回のTNRでは高齢者介護を担当する部署と野良猫対策を担当する部署とで情報を共有しての作業となった現場がありました。
猫と高齢者の問題はいつもそれぞれの担当課で別々の対応となっている為、なかなか情報が集まり難く、猫を可愛がっている高齢者の方が入院や施設への入所、親族との同居などで家を離れる時にケアマネージャーさんから急な相談をされ私達ボランティアだけで対応し、猫を引き取ると言うケースがかなりありました。
野良猫に餌をあげていたり、猫を飼っている高齢者には必ず付き纏う問題です。
行政サービスを受けている高齢者の生活全体として猫の事も把握し、環境課と情報共有して事前に対策を立てる事で多頭崩壊や遺棄を防いで行って欲しいものです。
その第一歩となる取組みでした。

もう一つ今度は悲しいお話です。
別の行政区の現場で餌やりさんや近所の人と話していたら「前に猫が床下で子猫を産んで鳴き声で息子が眠れなくなった為、母猫が入れない様に蓋をした。声がしなくなったので棒で書き出した子猫の遺体が12匹出てきた。でも仕方ない。」
絶句しました。
仕方ないって何なの?
しかも数年前に倒れていた猫を救って治療して元気になったところで、完全室内飼育を条件に戻したところ、外に出てしまって交通事故で亡くなったと平然と言われたのも同じ地域です。
流石に気持ちが落ちてしまって、その現場に近づけなくなりました。
でもまだ子猫が残っています。意識を切り替えて臨まなくてはなりません。
この地域の人たちには今後はちゃんと役場や保健所に相談する様指導しました。
新しい取組みという良いこともありましたが、一方でこんな嫌な気持ちになった現場もあったこと、敢えてご報告致します。

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