高齢者福祉と猫の関係

河口湖のメンバーでフォローしてきた現場の餌やりさんが一昨日亡くなりました。
余命宣告されてから2ヶ月、一旦は退院して猫と最後の時間を過ごしましたが、再入院の後は良くなる事はありませんでした。
生活保護、身寄りは居ても一切の関わりを拒否された孤独な最期。
前々から親しくしていた方で、本人から直接猫の事を以前から頼まれていたので今回お引き受けしました。

亡くなったと連絡を受け、福祉用具回収の立ち合い、福祉事務所に問い合わせ、餌やりのため立ち入り許可を得たり、これまでなかった状況を経験しました。

人馴れしていた為、昨年件の現場から餌やりさんの許可を得て保護、その後里親さん宅で相棒のトトロ(白猫)と仲良く暮らしているちゃーこ(茶白)

高齢者と猫の問題は至る所で発生しています。
行政、介護サービスなどに関わっている方々はおそらく何ヶ所か猫が沢山いる現場に関わっているのでは無いかと思います。
そういう現場に行きあったら、どうかこの先起こり得る状態を想像して動いてください。
行政に報告し、対策を立ててください。
前例がなくても命のあるものが残される可能性があるのです。
方法が見つからなければ近くの保護猫活動をしている団体に相談してください。
引き取る事は出来ないまでも、一緒に考えて何かしらアドバイスできると思います。

先日保護した家の中の子達ルイとノラ 。 怖がりですが攻撃してくる事はありません。

こういう時のためのシェルターを県や市町村で作って欲しいと切に願っています。
私達は今皆様にご協力頂いてクラウドファウンディングでシェルターを使っていますが、本当に小さな小さな施設です。
飼い主に死に別れた猫を全て受け入れる事は出来ません。
それでも少しでも猫達を救えたらと思い立った挑戦です。どうかご協力をお願い致します。

お外の子達マロンとこはる

里親さん募集は勿論ですが、この子達に一部屋提供出来る預かりボランティアさんを募集します。
亡くなった餌やりさんとひっそり暮らしてきた猫達です。
メンバー宅の様な多頭の中では怖がって可哀想なのです。
お外の子達は大家さんの許可を得てもう暫く餌やりに通い、近々行動半径内の別の餌やりさん宅への移動を試みる予定です。

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